アメリカ・FRB政策金利(FOMC) (6月)
このカテゴリでは、その日の気になる経済指標について触れていきます。
FRB政策金利(FOMC)とは?
Federal Open Market Committee(米連邦公開市場委員会)の略。
FRB(The Federal Reserve Board)の理事と地区連銀総裁の計12名が投票権を持ち参加し、米国の金融政策を決定する会合である。
年間で8回の定例会合があり、必要に応じて臨時会合が開かれる。
年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバーによる今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。
このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。
過去のFRB政策金利(FOMC)
source: tradingeconomics.com
過去の結果を見ると、米金利は右肩上がりに上がり続けている。
米金利が上がり続ける反面、日本の金利はマイナス金利政策が続いている為、日米の金利差は拡大し、長期的な円安が続いていた。
今回のFRB政策金利(FOMC)の結果
今回の発表では、事前予想の2.50%と同じ結果となった。
直前まで利下げになる可能性も垣間見えたが、結果としては現状維持だった。
6月20日の3時時点のドル円を見てみると、30pips以上も下落している。
元々、利下げの可能性が示唆されていた事もあり、市場としては、ドル売りが優勢になった事が原因だ。
ただ、米景気拡大の為にも、声明文では、
適切な行動を取る
と明記しており、今後の 利下げへの柔軟な姿勢を示した。