ドイツ・ZEW景況感指数 (6月)
このカテゴリでは、その日の気になる経済指標について触れていきます。
本日は、ドイツ・ZEW景況感指数についてです。
ドイツ・ZEW景況感指数とは?
ドイツ連邦共和国の民間調査会社であるZEW(欧州経済研究センター)が毎月1回発表する、ドイツの景気先行指数のことです。
今後6ヶ月のドイツの景気見通しについて、約350人のアナリストや市場関係者などに対するアンケート調査を基に算出します。この指数が50を上回れば景気が良いと判断され、50を下回れば景気が悪いと判断されます。
主に、調査対象月の当月中旬に発表されます。
過去のドイツ・ZEW景況感指数の数値
source: tradingeconomics.com
今回のドイツ・ZEW景況感指数の結果
今回の発表では、事前予想の-5.6及び前回の-2.1を大きく下回り、-21.1という結果になり、ドイツの景気が悪い事が分かります。
また本日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の”利下げ”発言により、ユーロの価格が下落しましたが、今回のZEW景況感指数の結果も、追い風になっていると想定出来ます。
この事から、今後ドイツは利下げをしていく可能性が高いと想定出来ますね。
また、今回触れたZEW景況感指数の他に
IFO景況指数や、PMI(購買担当者景気指数)などがドイツの経済指標としては重要です。
こちらについては、今後の記事で触れていきます。