FX初心者でもFXがわかる様になるブログ

2019年からFXを始めた筆者が、初心者でもFXがわかりやすく学べる様に、解説していくブログ

2019/7/4のドル円相場について(東京時間)

このカテゴリでは、その日の相場について触れていきます。

本日はドル円についてです。

 

 

本日のドル円相場について

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東京時間は停滞状態。

昨日からのレンジ相場が続いている。

オープンオーダーを見ると、上は直近レジスタンスとなった107.90付近の上に逆指値の買いが厚く、下は過去サポートとなった107.55付近の下に逆指値の売りが厚いので、上下どちらかに動けば相場に方向性が出て来そうである。

 

なぜ動かないのか?

今回の様に全く動かないレンジ相場はよくあるが、本日の要因は、

・本日はアメリカのバンクホリデーだから

・米雇用統計を明日に控えている為

の2つである。

 

アメリカのバンクホリデー

FX取引は、世界中の国が休みとなる元日と、日本や他の一部の国以外が休みとなるクリスマスを除いて、毎日取引をすることができる。

ただ、各国にはバンクホリデーと言う、銀行の休みが儲けられており、その日はその国の金融市場が休みになる。

(因みに、本日はアメリカの独立記念日だ。https://fx.minkabu.jp/references/holidays

 

その為、ロンドンやニューヨークと言った大きな市場が休みになると、一時的に市場参加者が減少し、市場が動かなくなる。

 

米雇用統計

明日の21時30分から米雇用統計の発表がある。

米雇用統計とは、世界で最も注目されている経済指標の一つであり、米労働省労働統計局(BLS)がアメリカの雇用状況を調査した指標である。

非農業部門雇用者数は(NFP)は農業部門以外の産業で働く就業者の数を、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計したものである。

また、同時に発表される失業率は、労働力人口に対する完全失業率の割合で定義される。

 

 

上記の様なことから本日のドル円相場は動かないと考えられる。

ただ、気をつけたいのは、現在は市場参加者が少ないからであって、

アメリカのバンクホリデーの翌日。いわゆる休み明けになると、一気に市場参加者が増加する傾向にあるため、急な相場変動が起きる可能性がある。

そのため、下手にポジションを持たない方がいい。

 

また、明日は米雇用統計もあるため、より値動きが活発になる可能性があるだろう。

2019/6/27のトレード(ロンドン時間)

本日のトレードについて。

 

 

トレード内容

本日は、日本時間の午前9時頃にドル円を売りで注文しました。

通貨ペア 注文数量 注文種別 注文価格 決済指値 決済逆指値
USD/JPY 3,000通貨 指値売り 107.746 - -

 

注文時のドル円は、下落しており、オーダーブックを見てもすぐ下に売りの逆指値が厚かった為、下落が勢いづくと想定していた。

また、今回の注文では「絶対に下に下がるだろう!」という考えがあったため、

決済逆指値も入れていなかった。

 

ただ、日本時間の11時頃になると、108.1円代まで上昇した(約40pips動いた)為、含み損が1,200円程までとなった。

 

1,200円と聞くと少額に聞こえるが、今回は1,000通貨単位でのトレードの為、少額で済んでいるいるだけで、これが10,000通貨となれば、含み損は12,000円。

100,000通貨となれば、含み損は120,000円となる。

 

含み損が120,000円まで膨らむと、普通にヒヤヒヤしますよね。

この経験から、やはり損切り注文を入れる大切さを痛感しました。

次からはどんな状況出会っても必ず損切り注文を入れる様にします。

 

現在のドル円の状況について

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2019/6/27のUSDJPYについて

東京時間が終わりロンドン時間に入ったばかりのドル円の状況は、

108.1円代まで上昇した後、停滞となった。

オープンオーダーを見ると、108.20の上に逆指値の買いが厚く、この水準を上抜けた場合、上昇基調が継続する可能性がある。

 

オープンポジションを見ると、

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2019/6/27のUSDJPYのオープンポジション

オープンポジションを見ると、

直近の揉み合いにより構築されたポジションが多く、上下いずれかに抜けると、どちらかの損切りが増え、方向感が出てくる可能性あり。

ポジション全体的には、含み損を抱えた売りポジションが多いが、ここまで上昇した現時点でも損切り等によりポジションが消化されていない為、価格が上昇しなければ、決済されることはないと判断できる。

 

逆に、突っ込み買いをした含み損を抱える買いポジションも目立っており、

価格が下落すると、これらのポジションの損切りが入り、相場が下に勢いづく可能性がある。

 

本日のトレードのTOPIXについて

本日11時頃に急上昇を見せたドル円だが、なぜわずか3時間程で40pipsも上昇したのか?

 

理由は、今週末に予定されているG20での米中貿易交渉に関して、楽観的な見方が広がった事だ。それにより、一時期ではあるが、ドルの価値が回復した。

 

具体的に言うと、

香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストの電子版は午前中に、

米国と中国が貿易戦争における一時的休戦に合意した

と報道された。

これによれば、米国はトランプ大統領が主張している「今回交渉の成果がない場合の中国からの全輸入品に対する追加関税実施」を延期することで合意した。

 

実際に、米中貿易摩擦が全面的に解決するのは、まだまだ先かもしれませんが、今週末の最悪の事態は回避出来たという見通しに対して、市場はポジティブに反応したと考えられます。

いくら動いたらいくら儲かるのか?

今回はFXのトレードでどのぐらい値動きがあったら、どのぐらいの利益や損失が出るのか?というFXの基本的な部分に触れていきます。

 

 

FXの取引単位について

まず初めに、FXの取引単位について触れていきます。

FXでは取引する単位のことを「通貨」や「unit」という様に表現します。

例えば、1ドルの事を、「1通貨」や「1unit」という様に表します。

 

FX取引ができる最小単位ですが、基本的には1,000通貨(1,000unit)又は、10,000通貨(10,000unit)の企業がほとんどです。

ただ、中でも100通貨(100unit)単位や、1通貨(1unit)単位でも取引ができる企業があります。

初めは少ない資金で始めたい方には、いきなり10,000通貨の口座を使うより、1通貨〜100通貨単位で取引ができる口座を使ってみた方が良いかもしれませんね。

また、FX会社の取引ルールの内容は大抵が、10,000通貨を基準として記載されている事が多いため、企業のHP等で取引ルール等を確認したい時は、何通貨単位を基準として記載されているのか、しっかり確認する様にしましょう。

 

ロット(Lot)数について

先ほど、取引単位(通貨、unit)について説明しましたが、

FXでは取引単位の事を他の言葉でも表します。

それが、「ロット(Lot)」です。

FXの取引画面では、〇〇通貨や〇〇unitという表現よりも、〇〇Lotという表現の方が多く使われます。

 

では、Lotはいくらなのか?というと、

1Lot=100,000通貨になります。

※企業によっては、1Lot=10,000通貨としている企業もありますが、大抵の企業が100,000通貨で表現しているため、ここでは1Lot=100,000通貨としておきます。

 

なので、

1,000通貨単位から取引ができる企業の取引画面には、

取引の最小単位が0.01Lot(1,000通貨)という様に記載されております。

 

pips(ピップス)について

FXには上記の様な取引単位の他にpipsという単位があります。

これは、通貨価格の最小単位のことです。

FXではドルや円、ユーロの様に通貨ペアが沢山のある為、価格の呼び方を統一するために、pipsというものがあります。

 

では、1pipsはいくらなのか?というと、

対円通貨の場合は、1pips=0.01円(1銭)となり、

対円以外の通貨の場合は、1pips=0.0001通貨単位(ドルなら0.01セント)となります。

その為、ドル円で1pips有利な方向に動くと、1銭の利益がでるということです。

 

証拠金率について

FXには証拠金率というものがあります。

証拠金率というのは、その通貨の取引をするにあたって、必要な費用(証拠金)の割合です。

証拠金率は企業によってもバラバラですし、通貨ペアによってもバラバラです。

例えば、ドル円の場合であれば、証拠金率は4%となります。

証拠金率が4%という事は、

例えば、1ドル100円の時に10,000ドルを購入するとなると、

10,000ドル*100円=100万円の4%である、40,000円が必要になります。

 

では、なぜ100万円分のドルを取引するのに、40,000円だけでいいのか?というと、

レバレッジが効いているからです。

上記の様な証拠金が4%の場合はレバレッジが25倍かかっていることになります。

 

また、例外としてトルコリラ円や南アフリカランド円といった、高金利通貨ペアの場合は、証拠金率が10となっています。

それは、レバレッジが10倍までしかかけられないからです。

では、なぜ高金利通貨はレバレッジが10倍までしかかけられないのか?というと、

それは、前回の記事でも紹介した、高金利通貨はボラティリティが大きいため、急な価格変動があった際の「顧客の損失を最小限に防ぐため」と「マイナスロスカットを防ぎ、企業の健全性を保つため」が理由になります。

 

いくら動けばいくら儲かるの?

ここまで説明すれば、今回のタイトルでもある

いくら動けばいくらの利益が出るのか?というのもなんとなく分かりますよね?

 

例えば、

1ドル120円の時に10,000通貨取引をし、1円有利な方向に動いた場合は、

10,000*1円=10,000円の利益になります。

 

では、1,000通貨のドル円が1pips有利な方に動いたら、

1,000*0.01円=10円の利益ということになります。

 

スワップ狙いトレード(ZARJPY)

このカテゴリーでは、FXの仕組みを理解する為のコンテンツをあげて行きます。

本日は、スワップポイントを狙った高金利通貨のトレードについてです。

 

 

 

スワップポイントとは

スワップポイントとは通過間での金利の差です。

外国為替証拠金取引では、為替差益以外で利益を得る方法があり、それがスワップポイント(金利差調整分)と呼ばれる2国間の金利差から得られる利益のことです。

 

日本は、マイナス金利政策を行っている為、日本国通貨である円は低金利通貨であるが、その様な金利の低い通貨を売って、トルコリラ南アフリカランド、豪ドルの様な高金利通貨を買うことで、その金利の差額を毎日得ることが出来るという仕組みです。

 

金利通過とは

金利通貨で代表的な通貨と言えば、

トルコリラ(TRY)

南アフリカランド(ZAR)

スイスフラン(CHF)

・メキシコペソ(MXN)

等があるが、それぞれの通貨で金利が異なるため、スワップポイントも変わってくる。

 

また、高金利通貨の証拠金率は通常の通貨とは異なり10%としている企業が多い。

※通常ドル円や、ユーロ円と行った主要通貨ペアの証拠金率は4%としている企業が多い。

 

これは、企業側のレバレッジの設定を主要国通貨ペアでは最大25倍にしているところを、高金利通貨ペアについては、最大10倍までにしているからだ。

では、なぜ高金利通貨のレバレッジは10倍に設定されているのかと言うと、高金利通貨はボラティリティが大きく、値動きが激しいため、レバレッジを大きくかけすぎると、トレーダーが思わぬ損失を出してしまう事がある。

また、その損失が大きすぎると、トレーダーが口座に預けている証拠金だけでは足りず、トレーダーに対して追加で証拠金を入れて貰わなければなりません。

ただ、もしトレーダーが追加証拠金を入れず逃げた場合、企業側がその金額を負担するリスクがあります。

 

つまり、

・企業の健全性を保つこと(マイナスロスカットによる企業の損失を防ぐ)

・トレーダー(顧客)の損失を最小限に抑えること

を目的として最大レバレッジを10倍(証拠金率10%)と設定している。

 

今回のトレードの詳細について

今回は、ZARJPYの通貨ペアを、13,000通貨買いで注文した。

現在の南アフリカランドは、1ランド=7.47円なので、13,000*7.47=

97,110円分の南アフリカランドを購入したことになる。

この時、レバレッジを10倍でかけている為、9,711円の証拠金で取引することが出来る。

 

ここで通常のトレードと同様に1pips上に動いた場合を想定すると、

対円の通貨なので、1pips=0.01円(1銭)となり、1ランドが7.47から7.48になると言うことになり、13,000*0.01=130円の利益を出せたことになる。

同じく、1円上に動いたと想定すると、1ランドが7.47から8.47になるので、13,000*1=13,000円の利益を出せたことになる。

 

また、南アフリカランドの様な高金利通貨は、急に価格が急落したり急騰するケースがあるので、大きな利益を得れるチャンスがある反面リスクもあります。

 

この様に通常の通り裁量取引をし、為替差益による利益を得ることもいいですが、

金利通貨を長期保有することで、スワップポイントによる利益を得ることもできます。

 

実施にスワップポイントにより、どのぐらいの利益を得られるのか見ていきましょう。

現在の南アフリカランドの買いスワップは、だいたい120円/日 程(100,000通貨単位)になるので、一年間を365日とすると、120*365*0.13=5,694円の利益を一年間で得られることになります。

今回は、10,000通貨の少額取引でのスワップシュミレーションでしたが、これが、100,000通貨(必要証拠金=74,700円)の取引であれば、一年間放置しておくだけで、56,940円もの利益を得ることができます。

 

ただ、冒頭にお伝えした通り、

金利通貨はボラティリティが大きく、急な価格変動がある為、急落した時には強制ロスカット等の注意が必要です。

ロスカットを防ぐためにも、証拠金は多めに入れておくことをお勧めします。

 

ドイツ・IFO景況感指数

このカテゴリでは、その日の気になる経済指標について触れていきます。

本日は、ドイツのIFO景況感指数についてです。

 

 

 

IFO景況感指数とは?

ドイツ五大研究所の1つである、IFO経済研究所(Information and Forschung)が、全ドイツの約9,000社を対象にアンケート調査を行い作成する景況インデックス。

 

ドイツ国内の製造業、建設業、卸売業、小売業などを対象に、現況と半年後の期待について5段階評価でアンケートを実施。

現況指数、期待指数も同時に発表され、両者を基に総合指数が算出される。

算出に際して、現行の基準年である2015年の数値を100とし、それよりも上か下かで現行と半年後の景況感を推定する。

 

ユーロ圏有数の経済規模を誇るドイツの景況感は、ユーロ圏の景況感にも大きな影響を及ぼし、事前予想よりも高い結果となれば、ユーロにとって買い材料となり、事前予想よりも低い結果となれば、ユーロにとって売り材料とされる。

 

また、ZEW景況感指数と比較すると、発表が一週間程度遅いものの、調査対象が多い分、正確性に優れているとされている。

 

今回のIFO景況感指数の結果について


source: tradingeconomics.com

今回の結果は、事前予想の97.4に対して据え置きという結果になった。

貿易を巡る緊張が製造業を圧迫する中で、ドイツ企業の景況感が6月にいっそう落ち込んだ。

結果としては、2014年後半以来の低水準であり、期待数値も悪化した。

 

サービス業や、消費は概ね好調であり、失業率も過去最低水準、インフレも抑制されているドイツ経済であるが、なぜIFO景況感指数が低下しているのか見てみると、大きな影響を及ぼしているのは、製造業である。

 

世界的な貿易摩擦、主要輸出国である中国の経済減速、忍び寄るイギリスのEU離脱、自動車業界の構造変化などが、製造業に大きな打撃を与えている。

その為、ドイツ経済が圧迫され、IFO景況感指数が悪化したと考えられる。

 

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IFO景況感指数発表直後のEURUSD

また、IFO景況感指数発表後のEURUSDを見てみると、現景況指数および、期待指数の双方が悪化したものの、横ばいの推移となった。 

  

 

英国・英中銀政策金利(6月)

このカテゴリでは、その日の気になる経済指標について触れていきます。

本日は、英中銀政策金利についてです。

 

 

 

英中銀政策金利とは

 年間に8回行われるイギリス中央銀行(Bank of England=BOE)の金融政策会合(Monetary Policy Committee=MPC)である。

 

MPCは、総裁、副総裁を含む5名のイギリス中央銀行内部の委員と4名の外部委員の計9名によって構成され、多数決で決定する。

一般的に中央銀行の金融政策会合では議長である中銀のトップの意向が通る場合が殆どだが、イギリス中央銀行では、総裁が少数派に回り、意見が否定されるケースがよく見かけられる。

 

MPCの結果発表は基本的に木曜日。

政策金利や債券購入プログラム(量的緩和)などの決定結果だけでなく、議事趣旨が同時に発表される。

 

年8回のMPCのうち、半分の4回(2月、5月、8月、11月)は、同時に四半期インフレ報告が行われ、発表後、総裁による記者会見が行われる。

また、この4回の回をスーパーサーズデーと呼び、主要な金融政策の変更はこの回に行われる事が多い。

 

過去の英中銀政策金利について


source: tradingeconomics.com

過去のイギリス中央銀行政策金利の推移を見てみると、

2018年8月の回で0.25ポイントアップの0.75%になった。

当時のイギリスのインフレ率は2.7%と高かったため、政策金利を上げることで、景気回復を図ったことが確認出来る。

 

今回の英中銀政策金利の結果について

今回の発表では、事前予想の0.75%と同様の結果となった。

2018年8月から8回連続で同様の数値となっている。

結果的には、MPC全会一致で金利据え置きという結果になったが、

今後の景気の見通しを考慮すると、数年にかけて利上げをしていく必要があると示唆している。

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2019年6月の英中銀政策金利発表後のGBPUSD

そんな中、金利が据え置きとなった為、

発表直後はGBPの上げ幅は縮小していたが、じりじりと上昇していき

過去にレジスタンスとなった1.2725付近を抜けた。

 

 

また、今後の値動きをオーダーから読み取ると、

上は売りが厚く1.2745より上に上昇すると考えている市場参加者が多い事が伺える。

また、1.2765の上に逆指値の買いが厚く、この水準まで上昇すると、

ロスカット又は損切りが入り、勢いづく可能性あり。

 

アメリカ・FRB政策金利(FOMC) (6月)

このカテゴリでは、その日の気になる経済指標について触れていきます。

本日は、アメリカのFRB政策金利(FOMC)についてです。

 

FRB政策金利(FOMC)とは?

Federal Open Market Committee(米連邦公開市場委員会)の略。

FRB(The Federal Reserve Board)の理事と地区連銀総裁の計12名が投票権を持ち参加し、米国の金融政策を決定する会合である。

年間で8回の定例会合があり、必要に応じて臨時会合が開かれる。

 

年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバーによる今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。

 

このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。

 

過去のFRB政策金利(FOMC)


source: tradingeconomics.com

 過去の結果を見ると、米金利は右肩上がりに上がり続けている。

金利が上がり続ける反面、日本の金利はマイナス金利政策が続いている為、日米の金利差は拡大し、長期的な円安が続いていた。

 

今回のFRB政策金利(FOMC)の結果

今回の発表では、事前予想の2.50%と同じ結果となった。

直前まで利下げになる可能性も垣間見えたが、結果としては現状維持だった。

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6月20日の日本時間3時のドル円

6月20日の3時時点のドル円を見てみると、30pips以上も下落している。

元々、利下げの可能性が示唆されていた事もあり、市場としては、ドル売りが優勢になった事が原因だ。

 

ただ、米景気拡大の為にも、声明文では、

適切な行動を取る

と明記しており、今後の 利下げへの柔軟な姿勢を示した。