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スワップ狙いトレード(ZARJPY)

このカテゴリーでは、FXの仕組みを理解する為のコンテンツをあげて行きます。

本日は、スワップポイントを狙った高金利通貨のトレードについてです。

 

 

 

スワップポイントとは

スワップポイントとは通過間での金利の差です。

外国為替証拠金取引では、為替差益以外で利益を得る方法があり、それがスワップポイント(金利差調整分)と呼ばれる2国間の金利差から得られる利益のことです。

 

日本は、マイナス金利政策を行っている為、日本国通貨である円は低金利通貨であるが、その様な金利の低い通貨を売って、トルコリラ南アフリカランド、豪ドルの様な高金利通貨を買うことで、その金利の差額を毎日得ることが出来るという仕組みです。

 

金利通過とは

金利通貨で代表的な通貨と言えば、

トルコリラ(TRY)

南アフリカランド(ZAR)

スイスフラン(CHF)

・メキシコペソ(MXN)

等があるが、それぞれの通貨で金利が異なるため、スワップポイントも変わってくる。

 

また、高金利通貨の証拠金率は通常の通貨とは異なり10%としている企業が多い。

※通常ドル円や、ユーロ円と行った主要通貨ペアの証拠金率は4%としている企業が多い。

 

これは、企業側のレバレッジの設定を主要国通貨ペアでは最大25倍にしているところを、高金利通貨ペアについては、最大10倍までにしているからだ。

では、なぜ高金利通貨のレバレッジは10倍に設定されているのかと言うと、高金利通貨はボラティリティが大きく、値動きが激しいため、レバレッジを大きくかけすぎると、トレーダーが思わぬ損失を出してしまう事がある。

また、その損失が大きすぎると、トレーダーが口座に預けている証拠金だけでは足りず、トレーダーに対して追加で証拠金を入れて貰わなければなりません。

ただ、もしトレーダーが追加証拠金を入れず逃げた場合、企業側がその金額を負担するリスクがあります。

 

つまり、

・企業の健全性を保つこと(マイナスロスカットによる企業の損失を防ぐ)

・トレーダー(顧客)の損失を最小限に抑えること

を目的として最大レバレッジを10倍(証拠金率10%)と設定している。

 

今回のトレードの詳細について

今回は、ZARJPYの通貨ペアを、13,000通貨買いで注文した。

現在の南アフリカランドは、1ランド=7.47円なので、13,000*7.47=

97,110円分の南アフリカランドを購入したことになる。

この時、レバレッジを10倍でかけている為、9,711円の証拠金で取引することが出来る。

 

ここで通常のトレードと同様に1pips上に動いた場合を想定すると、

対円の通貨なので、1pips=0.01円(1銭)となり、1ランドが7.47から7.48になると言うことになり、13,000*0.01=130円の利益を出せたことになる。

同じく、1円上に動いたと想定すると、1ランドが7.47から8.47になるので、13,000*1=13,000円の利益を出せたことになる。

 

また、南アフリカランドの様な高金利通貨は、急に価格が急落したり急騰するケースがあるので、大きな利益を得れるチャンスがある反面リスクもあります。

 

この様に通常の通り裁量取引をし、為替差益による利益を得ることもいいですが、

金利通貨を長期保有することで、スワップポイントによる利益を得ることもできます。

 

実施にスワップポイントにより、どのぐらいの利益を得られるのか見ていきましょう。

現在の南アフリカランドの買いスワップは、だいたい120円/日 程(100,000通貨単位)になるので、一年間を365日とすると、120*365*0.13=5,694円の利益を一年間で得られることになります。

今回は、10,000通貨の少額取引でのスワップシュミレーションでしたが、これが、100,000通貨(必要証拠金=74,700円)の取引であれば、一年間放置しておくだけで、56,940円もの利益を得ることができます。

 

ただ、冒頭にお伝えした通り、

金利通貨はボラティリティが大きく、急な価格変動がある為、急落した時には強制ロスカット等の注意が必要です。

ロスカットを防ぐためにも、証拠金は多めに入れておくことをお勧めします。