FX初心者でもFXがわかる様になるブログ

2019年からFXを始めた筆者が、初心者でもFXがわかりやすく学べる様に、解説していくブログ

いくら動いたらいくら儲かるのか?

今回はFXのトレードでどのぐらい値動きがあったら、どのぐらいの利益や損失が出るのか?というFXの基本的な部分に触れていきます。

 

 

FXの取引単位について

まず初めに、FXの取引単位について触れていきます。

FXでは取引する単位のことを「通貨」や「unit」という様に表現します。

例えば、1ドルの事を、「1通貨」や「1unit」という様に表します。

 

FX取引ができる最小単位ですが、基本的には1,000通貨(1,000unit)又は、10,000通貨(10,000unit)の企業がほとんどです。

ただ、中でも100通貨(100unit)単位や、1通貨(1unit)単位でも取引ができる企業があります。

初めは少ない資金で始めたい方には、いきなり10,000通貨の口座を使うより、1通貨〜100通貨単位で取引ができる口座を使ってみた方が良いかもしれませんね。

また、FX会社の取引ルールの内容は大抵が、10,000通貨を基準として記載されている事が多いため、企業のHP等で取引ルール等を確認したい時は、何通貨単位を基準として記載されているのか、しっかり確認する様にしましょう。

 

ロット(Lot)数について

先ほど、取引単位(通貨、unit)について説明しましたが、

FXでは取引単位の事を他の言葉でも表します。

それが、「ロット(Lot)」です。

FXの取引画面では、〇〇通貨や〇〇unitという表現よりも、〇〇Lotという表現の方が多く使われます。

 

では、Lotはいくらなのか?というと、

1Lot=100,000通貨になります。

※企業によっては、1Lot=10,000通貨としている企業もありますが、大抵の企業が100,000通貨で表現しているため、ここでは1Lot=100,000通貨としておきます。

 

なので、

1,000通貨単位から取引ができる企業の取引画面には、

取引の最小単位が0.01Lot(1,000通貨)という様に記載されております。

 

pips(ピップス)について

FXには上記の様な取引単位の他にpipsという単位があります。

これは、通貨価格の最小単位のことです。

FXではドルや円、ユーロの様に通貨ペアが沢山のある為、価格の呼び方を統一するために、pipsというものがあります。

 

では、1pipsはいくらなのか?というと、

対円通貨の場合は、1pips=0.01円(1銭)となり、

対円以外の通貨の場合は、1pips=0.0001通貨単位(ドルなら0.01セント)となります。

その為、ドル円で1pips有利な方向に動くと、1銭の利益がでるということです。

 

証拠金率について

FXには証拠金率というものがあります。

証拠金率というのは、その通貨の取引をするにあたって、必要な費用(証拠金)の割合です。

証拠金率は企業によってもバラバラですし、通貨ペアによってもバラバラです。

例えば、ドル円の場合であれば、証拠金率は4%となります。

証拠金率が4%という事は、

例えば、1ドル100円の時に10,000ドルを購入するとなると、

10,000ドル*100円=100万円の4%である、40,000円が必要になります。

 

では、なぜ100万円分のドルを取引するのに、40,000円だけでいいのか?というと、

レバレッジが効いているからです。

上記の様な証拠金が4%の場合はレバレッジが25倍かかっていることになります。

 

また、例外としてトルコリラ円や南アフリカランド円といった、高金利通貨ペアの場合は、証拠金率が10となっています。

それは、レバレッジが10倍までしかかけられないからです。

では、なぜ高金利通貨はレバレッジが10倍までしかかけられないのか?というと、

それは、前回の記事でも紹介した、高金利通貨はボラティリティが大きいため、急な価格変動があった際の「顧客の損失を最小限に防ぐため」と「マイナスロスカットを防ぎ、企業の健全性を保つため」が理由になります。

 

いくら動けばいくら儲かるの?

ここまで説明すれば、今回のタイトルでもある

いくら動けばいくらの利益が出るのか?というのもなんとなく分かりますよね?

 

例えば、

1ドル120円の時に10,000通貨取引をし、1円有利な方向に動いた場合は、

10,000*1円=10,000円の利益になります。

 

では、1,000通貨のドル円が1pips有利な方に動いたら、

1,000*0.01円=10円の利益ということになります。